「保有期間リターン」とは
ある資産を持っていた期間の全体で、いくら増えたか減ったかを割合で表したものです。年率に直す前の、実際に経験した損益そのものを指します。
📌 投資判断のポイント
保有していた期間全体の損益を割合で表したもので、値上がり分と受け取った分配金を合わせて計算する。年率換算値とは別物で、期間の異なるものどうしをそのまま比べてはいけない。
詳しい仕組み・意味
値上がりによる差益と、その間に受け取った分配金や配当を合わせ、投資した金額に対する割合として計算します。分配金を除いて価格の変動だけを見ると、受け取った現金の分だけ実績を低く見積もることになります。
年率に換算した数字と区別することが大切です。年率は期間の長さを揃えて比べるための加工値で、保有期間リターンは実際に手元で起きたことを表します。3年で30パーセント増えたという事実と、年率およそ9パーセントという表現は、同じ出来事の別の言い方です。
具体例・注意点
100万円で買った投資信託を3年保有し、120万円になり、その間に分配金を4万円受け取っていれば、増加額は24万円で保有期間リターンは24パーセントです。
注意点は3つあります。第一に、期間が違うものどうしを保有期間リターンのまま比べないこと。第二に、途中で買い増しや取り崩しをしている場合は、投入した資金の重みが変わるため単純な割合では実態を表せないこと。第三に、税金と手数料を引く前か後かを揃えることです。手取りで判断したいなら、控除後の数字で比べてください。
関連用語
投資成果は値上がり益だけでは判断できない。配当、分配金、再投資効果を含めたトータルリターンを見ることで、本当の運用成績を把握しやすくなる。
基準価額は投資信託の価格。高低ではなく、分配金込みのトータルリターンで見る。
分配金は投資信託からの支払い。元本払戻しの場合もあるため高分配だけで判断しない。
元本だけでなく発生した利益も再投資することで指数関数的に資産が増える仕組み。年利5%・30年で単利の1.7倍超の資産に。「72の法則」で2倍になる年数を即算できる。
リスクに対してどれだけ効率よくリターンを得たかを示す指標。高いほど効率の良い投資とされる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。