労働力率

経済指標
よみ:ろうどうりょくりつ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 経済・景気・政策を読む ★★ 標準

「労働力率」とは

15歳以上の人口のうち、働いているか仕事を探している人が占める割合です。その社会がどれだけ労働市場に参加しているかを示します。

📌 投資判断のポイント

15歳以上人口に占める労働力人口の割合で、分子には失業者も含まれる。失業率の低下が労働力率の低下を伴う場合は、雇用の改善ではなく求職の断念を疑う手がかりになる。

詳しい仕組み・意味

計算は単純で、労働力人口を15歳以上人口で割って求めます。労働力人口は就業者と完全失業者の合計です。分子に失業者が含まれる点が重要で、働いていなくても職を探していれば労働力に数えられます。逆に、家事や通学に専念している人、退職して求職もしていない人は分母だけに入ります。

失業率が「働く意思のある人のうち職に就けていない割合」であるのに対し、労働力率は「そもそも何人が働く意思を持っているか」を測ります。性別や年齢層ごとに集計されるため、高齢者や女性の労働参加がどう変化したかを追うのに向いています。

具体例・注意点

失業率と組み合わせて読むと解釈を誤りにくくなります。求職をあきらめた人が増えると、その人は失業者から非労働力人口へ移るため、失業率は下がる一方で労働力率も下がります。失業率の改善が労働力率の低下を伴っているなら、雇用が良くなったのではなく労働市場から人が抜けた可能性を疑う必要があります。高齢層の労働力率は、定年後の就業機会や年金制度の設計を映す指標としても使われます。

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