インフォメーションレシオはアクティブ運用の技量を測る基本指標。0.5以上なら良好、1.0以上なら優秀が目安。短期間のデータでは統計的信頼性が低いため、5年以上の実績で評価することが実践的な選定基準だ。
NOIは実効総収入から物件運営費を引いた純営業収益。キャップレートとDSCRの基礎になる。
カントリーリスクプレミアムは新興国株式・債券の適正割引率の核心。格付け変化・政変・制裁などでCRPが急上昇すると株価が急落するリスクがある。ダモダラン教授のCRPデータベースを定期参照し、投資先国のリスク水準の変化をバリュエーションモデルに反映させることが重要だ。
キャッシュ・オン・キャッシュ・リターンは投入自己資金に対する年間キャッシュフローの割合。融資条件も見る。
GRMは物件価格が年間総賃料の何倍かを示す簡易指標。費用を含まないため精査が必要。
シラーPERは10年平均実質EPSを使い景気循環をならして市場全体の割高感を測る長期指標。長期平均16〜17倍を大きく上回る水準は将来10〜15年の期待リターン低下を示唆するが、金利水準・利益率の構造変化と合わせて読まないとミスリードになりやすい。
実効総収入は満室想定収入を空室・滞納などで補正した現実的な収入。NOI計算の基礎になる。
DSCRはNOIが年間元利返済額の何倍あるかを示す指標。1倍以下は物件収益だけで返済できない。
PSRは時価総額÷年間売上高で、赤字や利益変動の大きい成長企業の評価に有効。SaaS・バイオで多用される。高PSRは将来利益化への期待を織り込むため、売上成長率・粗利率・営業利益率と必ずセットで判断する。
不動産LTVは物件価値に対する借入残高の割合。高いほど自己資金効率と価格下落リスクが高まる。
満室想定収入は空室や滞納が一切ないと仮定した最大収入。実効総収入と分けて確認したい。