金融用語集 た行
「た行」から始まる金融用語を 204 語掲載。用語集全体から行頭で絞り込んだ一覧です。
暴落などの好機に即座に投じられるよう確保する現金。下落局面で買い出動でき、精神的な余裕にもなる。ただし現金はインフレで目減りし、暴落を待ち続けると上げ相場に乗り遅れる。ため込みすぎず余力の範囲にとどめるのが現実的。
大量保有報告書は、アクティビストや大株主の動きを個人投資家が追える貴重な情報源。ただし開示は過去の取得事実であり、今後の買い増しを保証するものではない。保有目的欄や変更報告書の頻度まで見て、資金の意図を推し量る姿勢が役立つ。
TACは広告収益を得るためのパートナー支払い。広告成長がどれだけ利益として残るかを見る重要コスト。
目標年に向けて株式比率を自動で下げ、リバランスまで任せられる投資信託。配分設計の手間がいらない反面、信託報酬は割高になりやすい。同じ目標年でも運用会社ごとにグライドパス設計が違うため、株式比率の推移とコストの確認が要る。
利上げの最終到達点として市場が想定する政策金利。現在の価格はこの水準を先に織り込んで動く。
株式や債券の売買や仲介を行うための登録区分で、証券会社が受けているものです。分別管理や投資者保護基金への加入が義務づけられ、当局の一覧で名称を照合できます。
指数が下げた局面でファンドが下落を何割取り込んだかを示し、百未満なら下げに強かったことを意味します。上昇局面の数値と並べないと、単に慎重なだけの商品と区別できません。
WTOの機能不全は一方的関税措置・二国間主義の拡大リスクを高める。多国間ルールへの信頼低下は企業のサプライチェーン設計の不確実性を増大させるため、WTO改革の進捗と各国の通商政策の動向を合わせて追うことが長期の貿易リスク評価に不可欠だ。
面積基準だけでは適用できない。地区区分、容積率、市街化調整区域などの除外要件も確認する。
納付書に印刷された全国共通の二次元コード。令和5年4月に始まり、対応する372機関の窓口やスマホ決済、カード納付で使える。カード納付は利用料が別にかかる。
中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨で、現金のデジタル版。民間発行のステーブルコインや銀行預金と異なり国が直接価値を保証する。決済効率化や金融包摂が狙いで各国が研究中。投資対象でなく通貨制度・決済インフラの話として捉える用語。
注文頻度はユーザーがどれだけ繰り返し使うかを見る指標。AOVや粗利率と合わせて収益性を確認する。
元本がCPIに連動して調整される米国国債。インフレが進むほど元本が増え、実質購買力を守りやすい。TIPSと通常国債の利回り差(ブレークイーブン・インフレ率)は市場の期待インフレを示す重要指標として活用される。
低金利環境で他の選択肢が乏しいため、資金が株式などに流入する状態を指す概念。
TCVは契約全体の大きさを見る指標。売上高やACVと同じものではなく、期間と定義差を必ず見る。
低ボラティリティファクターは長期のリスク調整後リターンで優れることが多い防御的な投資スタイル。景気拡大期に劣後しやすく、金利上昇にも不利なため、局面に応じてウェイトを調整しながら活用することが実践的だ。
企業や資産の理論的な適正価格を示す概念。市場価格との差を見極めることで、割安・割高の判断が可能になる。
ディスインフレーションは、物価上昇率が鈍化する状態。物価そのものが下がるデフレとは違い、中央銀行の政策判断や金利見通しに大きく影響する。
ディスカウントウィンドウは銀行の流動性を支えるFRBの貸出制度。利用増は短期資金市場の緊張を示すことがある。
DSCRはNOIが年間元利返済額の何倍あるかを示す指標。1倍以下は物件収益だけで返済できない。
DAUはサービスが日常的に使われているかを見る指標。MAUと比べると習慣化の強さが見えやすい。
DOEは株主資本に対する配当の割合。安定配当や株主還元方針を見る検索需要が高い。
DCFは将来FCFを現在価値に割り引く企業価値評価。答えそのものより、現在株価がどんな成長率・利益率・割引率を前提にしているかを逆算する使い方が重要。
約定価格を出来高で加重平均した当日の実勢平均コスト。機関投資家の執行ベンチマークで、株価がVWAP上なら当日買い方は含み益。当日限りでリセットされ中長期のトレンド判断には不向き。薄商い銘柄では信頼性が落ちる。
デザインウィンは顧客設計への採用を示す先行材料。量産まで時間差があるため、採用先と売上化時期を確認したい。
有利子負債を自己資本で割った倍率で、借入への依存度を測る。業種による適正水準の差が大きいため、同業他社や自社の推移との比較で読む指標である。
下落トレンド中に起きる一時的な反発で底打ちと誤認させる偽シグナル。空売りの買い戻しや機械的な過売り反応が原因だが下落の根本原因が解消されていないため再度急落に転じる。反発時の出来高が少なく移動平均線がレジスタンスになるのが見分けるポイント。
発行体が債務を返済できなくなる状態。債券投資における最大のリスクであり、元本が失われる可能性がある。
物価が持続的に下落する状態。消費の先送りが連鎖してデフレスパイラルへ陥るリスクがあり、日本の「失われた20年」が典型例。実質金利が高止まりする点も見落とせない。
利払いと償還で通貨が異なる仕組債で、高い表面利率の裏側にあるのは為替リスク。円高が進むと受取額が目減りし、元本割れとなる可能性がある。
資産と負債のデュレーションの差です。資産側が長いほど、金利上昇時に資産価値の下落が大きくなり自己資本が圧迫されます。
デュレーションマッチングは金利変動リスクを免疫化するALMの基本手法。年金・保険の資産運用の基礎だが、2022年英国LDI危機が示すように流動性リスクの管理が不可欠であることを理解したうえで活用することが重要だ。
デュレーションリスクは金利上昇局面で長期債の大幅下落につながる。金利見通しに応じてポートフォリオのデュレーションを短縮・延長する管理が重要で、利上げ局面では短期債・フローターズへのシフトが基本的な防御策だ。
デルタはオプション価格の方向性リスクを示す指標。ヘッジや戦略理解の基本になる。
データセンター設備投資はクラウド成長の土台だが、稼働率・電力制約・減価償却次第で利益率を左右する。
データローカライゼーション規制はクラウド・SaaS企業の市場参入コストを大幅に引き上げる。中国・インド・EU向けにローカルインフラを持つ企業が有利で、規制対応コストを価格転嫁できるかが収益性の分岐点となる。
投資信託は商品区分と口数単位を確認し、解約時の調整項目を反映する。
事前に決めたルールを感情に左右されずに実行する力。投資の成果は知識よりも、この継続的な実行に大きく依存する。
騰落線は相場上昇の広がりを見る指標。指数高値とA/Dラインの乖離は内部の弱さを示すことがある。
特定口座(源泉徴収あり)は税計算と納税を証券会社が行う口座。申告不要になりやすいが、損益通算では確認が必要。
土地利用、株主構成、取得者の役員就任、事業継続を一体で確認する。
特別縁故者への財産分与は不確実な救済手続。意図した承継には遺言や受取人指定が重要。
インデックスファンド/ETFの実際のリターンが目標指数からどれだけズレたかを示す差で、連動の正確さを測る。主因は信託報酬などのコストで通常わずかにマイナス。ブレの大きさを見るトラッキングエラーとは別物。信託報酬に加え連動差も見て選びたい。
トランザクションマージンは決済売上から直接費用を差し引いた収益性を見る指標。TPV成長の質を測れる。
非上場株式は会社規模だけでなく取得者の株主区分で評価方式が変わる。
上昇に合わせて損切りラインを自動で切り上げる注文。利益を伸ばしつつ下落時に自動で確定でき、利大損小を機械的に実行できる。トレール幅が狭いと振るい落としで早売り、広いと利益を戻す。値動きの荒い銘柄ほど幅を広めに取る。
トークン単価は生成AIの単位原価。下がれば粗利改善要因になるが、品質や利用量とのバランスが重要。
販売会社が顧客ごとの累計損益を年1回以上通知する仕組みで、2014年12月から実施されています。分配金や過去の売却を含めた通算の成果が分かるため、基準価額の下落だけを見て損益を誤解することを防げます。
レッドゾーンの指定時点と区域面積を確認する。がけ地補正と重なる場合は所定の調整が必要。
FOMC参加者18名が今後の適切な政策金利を点で示す分布図。年4回更新され、中央値が「前回より上→タカ派サプライズ、下→ハト派サプライズ」として相場が反応する。
過去の高値からの下落幅を示す指標で、投資のリスクを直感的に表す。リターンだけでなく、この下落の深さを管理することが重要。